黒というのは人気が高い色です。
男性は、黒い服を着る人が多いですし、部屋のインテリアに統一する人も多いと言えます。
また、男性の財布の定番色と言えば黒色です。
でも、金運色と言われる金色や黄色や白とは全く正反対の色です。
だから、金運を下げるような気がしてしまいます。
しかし、それは間違いです。
金運と黒は相性がいいのです。
風水における金運は、陰陽五行の5要素の相性によってきめられます。
たとえば、金運と赤色は最も相性が悪いとされています。
理由は、金を火が溶かしてしまうからです。
赤色は火をイメージするため、赤色の財布は、金運をダウンさせる最悪の財布とされています。
また、オレンジ色も、火をイメージするので、金運にはよくありません。
オレンジ色と黄色は似たような色ですが、似て非なる物なのです。
さて、黒色は何を象徴するのでしょうか。
実は、水を象徴します。
底が深い湖や沼の色と考えるとわかりやすいかもしれません。
水と金は実は相性がよいのです。
金属の表面に、水滴が生じます。
つまり、陰陽五行思想では、金属から水が生じると考えるのです。
したがって、金と水、金運と黒色は相性が良いと解釈するのです。
だから、黒色の財布は金運をアップすると考えます。
財布だけではありません。
部屋の家具などを、黒にするのも、決して悪いことではないのです。
壁紙などを真っ黒にして部屋の雰囲気を「陰」にするのはよくありませんが、ソファーを黒にするぐらいであれば、大きな問題はありません。
しかし、日本の住居のほとんどは、南側に面して部屋を配置する傾向があります。
南は火を象徴する方位です。
太陽の光が降り注ぐ、火の方位。
この火を水は消してしまいます。
したがって、火の方位に黒色の家具を置くのはよくありません。
リビングや寝室が南側にあることが多い日本では、黒色の家具が運気をダウンさせることが多いと言えます。